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　このケースで多いのは住居安定のため所得が低い配偶者が住居の財産分与で譲り受けるパターンです。仮に、ご主人が奥様に住居を分与するケースを想定します。登記手続き自体はハードルは低いのですが、住宅ローンが残っている場合は困難を伴うことが多いです。一般的には所得の高いご主人名義でローンを組みます。財産分与で奥様に名義変更するに際して、住宅ローンの債務者名義を奥様に変更する要望が出ます。奥様に所得がある場合は問題ないのですが、専業主婦やパートタイマーなどの場合、金融機関の与信上借り換えなどが困難になる場合があります。

　当事務所では借り換えのご相談含めて対応させていただく実績があります（中には解決まで1年を要したことも）。