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2026年 新年のご挨拶:変革の波を読み解き、価値ある事業を次世代へ

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

2026年の幕開けにあたり、PEST分析(政治・経済・社会・技術)の視点から今後の展望を整理しました。今年は、単なる「変化」ではなく、経営の「前提条件」が根底から覆る1年になると考えています。

1. 【Politics & Economy】政策が迫る「規模の経済」と、金利コストの現実

昨年末発表された税制大綱、補正予算等の政府方針を注視すると、「スケールメリットの追求」がより鮮明になっています。 特に税制優遇や補助金の採択要件において、一定以上の規模や統合を前提としたものが目立つようになりました。これは、国が中小企業の再編を強く促しているサインでもあります。

同時に、経済面では日銀の政策転換により「金利のある世界」が完全に定着しました。借入利息が経営を圧迫する中、規模を追うのか、それとも独自の付加価値で勝負するのか。経営者は今、極めてタフな選択を迫られています。

2. 【Technology】テクノロジー:AI導入という「道半ば」の挑戦

弊社では現在、バックオフィス業務の効率化やナレッジマネジメント、新人教育のフローに生成AIを取り入れ、試行錯誤を繰り返しています。

正直に申し上げれば、まだ「完全自動化」には至っておらず、まさに道半ばの状態です。特に顧客情報の安全な取り扱いなど、セキュリティと利便性の両立には大きな課題が残っています。しかし、この「悩みながら活用するプロセス」こそが、DXを目指す多くの中小企業の皆様と痛みを共有できる貴重な経験になると考えています。AIを道具として使いこなし、人が「真の付加価値」に集中できる環境を愚直に追求してまいります。

3. 【Society】社会:親族内から「第三者承継」へ。地域の灯を絶やさない

社会構造の大きな変化により、事業承継は「親族内」から**「第三者承継(M&A)」**が主流となりました。後継者不在に加え、政府のスケールメリット重視の姿勢が、単独での存続に不安を感じる経営者を増やしています。

しかし、たとえ小規模であっても、社会に必要とされる「隙間の事業」は数多く存在します。こうした価値ある事業を、再編や承継という形で守り抜くことが私の使命です。

そのために昨日も、税理士、M&Aコンサルタント、ファンド関係者との新年会を行い、連携を強化しました。法務・経営・金融の知見を統合し、制度の隙間からこぼれ落ちそうな「地域の灯」を、横の連携で次世代へと繋いでまいります。

結びに代えて:2026年の抱負

026年は、不確実な時代だからこそ「確かな羅針盤」が求められます。

  • 法務の守り(司法書士)
  • 経営の攻め(中小企業診断士)
  • AI導入の実践者としての知見
  • プロフェッショナルとの強固なネットワーク

これらを総動員し、皆様の「志」を未来へとつなぐ伴走を続けてまいります。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2026年1月 司法書士法人セントリーガル事務所 代表司法書士 飛田幸作

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